鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

神経内分泌腫瘍(NET)とギラン・バレーで入院するまでの日々

あれよあれよと弱っていった日々の記録です。

11月13日の金曜日に行った病院でいただいた受診結果が最も衝撃でした。

 

そして何よりも学んだことは、自分がおかしいと思ったらどんだけしつこいと思われようが徹底的に検査してもらうべき!食い下がりましょう、お医者さんに。

 

2015年10月29日(木)下痢と嘔吐

会社のランチ時間ですき焼き弁当を食べる。16時ごろから気持ちが悪くなり、18時の保育園迎え前に家でゲロゲロ…。「当たった?」とほほ。。

旦那氏は出張中で遠方のため、落ち着いたタイミングをみてお迎え。抱っこ紐でよろよろ。帰宅後もトイレにこもり、娘にバンバンとドアをたたかれる。だいぶつらい。えぇ、なんとかご飯、お風呂、寝かしつけまでやりましたよ、一人で。。

 

2015年10月30日(金)近所の内科へ。胃腸炎と診断され、点滴で復活。

点滴と会社を休んでゆっくり寝たおかげで復活。夜にはうどんを食す。

 

2015年11月5日(木)入浴中、足先がしびれだす

娘と入浴中だったので、冷えたのか、変な体勢だっただったのかと気にしなかったが、その後もずっと続いていた。

 

2015年11月7日(土)ご近所ファミリーとのランチ会

足先はしびれていたものの、イタリアンのコースをぺろりと平らげる。

午後娘の予防接種へ。混雑で1時間以上抱っこ紐で立ったままだったので肩と腰が死んだ。

 

2015年11月8日(日)黒いうんこが出始め、だるさを感じ、指先もしびれ始める。

なんだか不安で食欲も出ず、夜もあまり眠れなくなる。

 

2015年11月9日(月)手先のしびれとだるさが増すが出社。黒いうんこあり。

食欲がなく、朝もランチもほんの少ししか食べられない。エレベーターを待つときもすわりたい感じに疲れる。同僚たちにしびれを話すとどこの病院がいいかなど調べてくれる。とりあえず肩こりなんかもひどかったので家の近くの整体を夕方予約していくがまったく改善せず、なんだか体中が痛くなってきて夜も眠れない。

 

2015年11月10日(火)手足のしびれ、黒色便に疲れだるさが増したので行きつけの鍼灸院を予約。が、しかし娘が保育園で発熱しお迎えコールで行けず。しんどい体に鞭打って、雨の中抱っこひもで子供を病院へ連れて行く。辛すぎて往復タクシー。体中が痛い、息切れがすごい。あぁ、母ちゃんってホント命削って子育てしてる…。

 

2015年11月11日(水)娘は復活して保育園へ。自分は会社を休み、先日行けなかった鍼灸院の先生に症状を説明し、何かを受診すればいいか聞く。やはり黒色便がまずいとのことで大きな総合病院の内科を受診。しびれと黒色便とだるさを訴え血液検査。「しびれはよくわからないが、多少貧血があるものの女性なら正常範囲。とはいえ、黒色便なので胃カメラをした方がいいが、いまのころそこまでの症状ではないと思うがどうするか」とイケメンの若い先生言われ、3時間も待ってへとへとでたいしたことないと言われ、わざわざ内視鏡お願いしますと言う気にならず「様子見ます」で帰宅。胃潰瘍とかの薬を処方されたような…。

同日、近所の整形外科を受診ししびれを訴える。肩から背中、腰までがっちり凝ってるのでその影響でしょうと湿布を処方され帰宅。

この日すでに電車にのる体力はなく、近所の大通りまで歩いてタクシーで通院。帰宅時には10メートルごとに休憩しながら自宅に戻るくらいへろへろでした。事情を話し、旦那氏に急きょ保育園のお迎えから夕飯、お風呂を依頼。

自分一人の入浴も、疲れなのか動機がすごくて、怖くなりすぐに出ました。

 

2015年11月12日(木)すでに家事をするために立ち上がることすらしんどいくらい足に力が入らず、手のしびれも悪化していて子供のおむつ替えがスムーズにできない状態に。朝食から保育園送り迎え等すべての育児業務をすべて旦那に依頼。食事もとれない。

なんとかせねばという気持ちと、どこの病院にいけば治してくれるのか途方に暮れるも、仕事が思うようにできないことからイラついた旦那にとにかく病院に行けと言われ、かかりつけの、入院ができる程度の大きさの病院を受診。

しびれと黒色便とだるさを訴え、2時間の点滴と血液検査を依頼。前日の総合病院の血液検査も持参し見てもらうも「内臓で出血しているならもっと貧血になるから、出血とは言いにくいし胃カメラの必要はない」と言われ、「じゃあなんでこんなにだるくて、手足はしびれてるのか」とかなり食い下がったものの「食事とって休養とればよくなるんじゃないの~。だいたい本当に黒色便なの?黒っぽいだけじゃなくて?」と取り合ってもらえず、、前日と似たような薬を処方され帰宅。

2時間も点滴してもなにも改善せず、この時はすでに待合室で座って待つことができず、ずっと横になっている状態。移動も自宅までタクシーを呼んでました。

 

2015年11月13日(金)途方にくれつつも何とかせねばと、もっと大きな病院へ行こうと、紹介状を書いてもらおうと、家から10メートルくらいのおじいちゃん医院を受診。

これまでの経緯と血液検査結果を持参し、何も改善しないから大きい病院の紹介状を書いてくれないかと懇願。一通り診察し、レントゲンも撮り、やはり問題ないと。そして衝撃の言葉をいただきました。

「もしかしたら必要なのは安定剤なんじゃないの?」

7月に仕事復帰、いよいよ疲れが出てくる頃・・・・言われてみたらそうですよねって危うく涙が出そうになりましたよ。「えぇ、私一人で育児でほんと辛かったんです」って(苦笑)

もはや、黒いうんこもしびれもだるいのも体が痛いのも眠れないものご飯が食べられないのもすべて精神的なもの!?ってよくわからなくなったこの日。いまや笑い話ですが、ほんと、訴えてやるって感じ。

 

この日、ただならぬ病状を聞いた義母が上京し、仕事が忙しい旦那氏に代わって子供と私の世話を買って出てくれる。ありがたし。

 

2015年11月14日(土)入院した日。

西洋医学でダメなら東洋医学だ!ってことで義父が調べてくれた大きめの総合(大学?)病院の漢方科を義母に付き添われて受診。座って待つことができない私は別室を用意され横になるも、優先されて?あっという間に受診。漢方の先生は、見た目と2つの病院の血液検査結果と黒色便の症状で「漢方じゃないでしょ!すぐにうちの内科受診して」と。「なんで●●病院(1件目)でたいしたことないって判断になるんだ?」と怒ってました。この先生、一瞬しか会ってないけど、まじで命の恩人ですね。

そのまま車いすに乗せられて、内科へ。一瞬こちらを見ただけで「はい、内視鏡いってきて~」と。「ちなみに黒色便とだるさは別物ね」とさらっと言いのけたので食い下がったら「調べないと」とあしらわれ、人生初めての胃カメラとなったわけです。その経験談はあとで書くとして、その最中から明らかな腫瘍が見え、そこから出血してたのがよくわかりました。

再び外来で画像で腫瘍がある旨の説明があり「癌ですか?」って聞いたら「調べないとわからない」と。貧血がほんの少しずつだけど進んでいるのは確かで、それは黒色便が物語っているし、数値でも1件目の病院と2件目の病院での結果もそうなっていたそう。

よって、今後出血がどういう形で進むかもわからないし、食事もとれていないし、しびれとかほかの症状っもあるしってことで即入院となりました。(しびれはあとで検査しようねって感じだったけども)

なんていうか、即入院なんていう残念な結果でも、あまりにもつらかったのでホッとしたというのが一番の感想でした。

 

しかも、入院した翌日の夜中に、なんとトイレでぶったおれてしまい(お尻丸出しででベッドに運ばれましたがな・苦笑)、、、リアルに絶対安静となりました。あのまま、この病院に出会えず家にいたらどうなっていたかと思うとぞっとするわ!

 

次は入院から手術までの症状や検査のこと

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