鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

日本イイネ!1か月半の入院でかかった医療費とその他の出費Vol.1

日本人でヨカッタ。国民皆保険バンザイ。高額療養費制度サイコー。

ずっと書きたかったお金について書きます!

 

さて、2015.11.14-12.24まで40日間入院しました。

その間に、様々な検査を経て、ギランバレー症候群の治療法の1つである免疫グロブリンの投与と十二指腸粘膜下腫瘍(gangliocytic paraganglioma)の治療として幽門輪温存膵頭十二指腸切除術という手術を受けました。

 

まず、免疫グロブリンの投与が決まった日にすぐにソーシャルワーカーが部屋にやってきました。なぜならこの点滴、保険適用後で100万円もするんだって!

したがって、高額療養費制度が適用されるものの、この時点では窓口で支払った後に、加入している健保に申請し払い戻しを受ける、というもの。

 ※高額療養費制度とは公的医療保険における制度の一つで、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。(厚生省ホームページより

 

でもでも、窓口で100万って、一般人には大きな負担です。そこで、ソーシャルワーカーがやってきて「高額療養費限度額適用認定証」ってものを会社に発行してもらえと。この認定証を保険証と併せて窓口に提示すると、支払額が自身の所得に応じた自己負担限度額までとなるとのこと。

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※参照:限度額適用認定証をご利用ください | お役立ち情報 | 全国健康保険協会

 

 すぐに会社に連絡して発行してもらい、なんとか初回支払に間に合ったので、窓口支払は自己負担限度額分と、食事代や保険適用とならない費用(差額ベッド代)で済みました。

しかも、退院後にうれしいサプライズがあり、なんと私が職場で加入している健康保険は、自己負担が1ヶ月30,000円になるよう更に補填してくれるので、実際かかった医療費は30,000円のみ(×2ヶ月分)。プラスで食事代と差額ベッド代。私は看病に来てくれた母の意向で個室にしたので高額でしたが、大部屋なら全部で40日間入院して、検査や手術、毎日リハビリまでしてもらっても自己負担は15万円くらいでした

この安さ、公的な保険が充実している日本では、民間の医療保険は不要と言われる所以ですね。ホント、日本ってすごいです。

 

ちなみに、出産費用は病気ではないという理由で通常保険適用外ですが、緊急帝王切開や切迫流産・早産での入院など、保険適用での医療行為にはもちろん高額療養費制度が使えます。

 

とりあえず入院とか、高額治療ってなったら、まずは高額療養費限度額適用認定証」を確保です!

 

Vol.2ではこの療養に伴う別の出費について書きます。たぶん。