鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

幽門輪温存膵頭十二指腸切除術ってやつ

「ゆうもんりんおんぞんすいとうじゅうにしちょうせつじょじゅつ」って読みます。

2015年12月10日に受けた手術の名前です。

「大きい手術ですが、85歳のおじいちゃんも受けている手術なんで大丈夫です」と、執刀医に言われましたけど、私34歳ですけど、ぜんぜんっ大丈夫じゃなかったです!!!

 

術後はつらいといろんな人から聞いていたけれど、本当につらかった。痛いとかそういう簡単な言葉じゃなくて、この世に存在するしんどい言葉をすべて合わせたような、生き地獄ってこのことですよねって感じ。術後3日くらい眠らせたままにさせてくれ!!と何度願ったことか。

 

十二指腸全部、膵臓半分、胆のう、胆管を全部取って、腸を上に引っ張ってきて、胃と膵臓と肝臓だかとつなげるとかいう、聞いただけでも吐きそうになった、そんな7-8時間くらいかかった手術。奪ったものは臓器だけじゃなくて、体力、気力、体重、食欲、睡眠、母性、社交性……ま、3,4日ですけど。

 

1泊のICUステイから戻ってスマホを手にしてから、似たような手術を受けた人の術後日記を毎日読んで、いつ痛みから解放され、いつドレーンがぬけて、いつ食事が開始されて、いつ普通に歩けて、いつ退院で、、、調べては、合併症(この手術では30%-50%の方で合併症が起きるらしい)が起きないことを祈りながら眠れない夜を過ごす日々。

 

術後すぐは看護士さんも頻繁に来るので、毎回同じ質問をして、自分だけがこんなに動けないのかとか、自分だけがなにかひどいことになってないのか聞いたりしてた。

 

一つだけ確信したことは、85歳でこの手術とか無理だから!!

 

手術なめちゃいけないわ~。。

テレビとか周りでもでだれだれが●●手術を受けたとか、軽く聞き流してたけど 、術後はみんなそこそこしんどい思いをしているはず。

 

このブログもどなたかの術後励みになるよう、術後の経過をしっかり書いていこうと思います(覚えている範囲で)。