鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

術後1か月、退院後の生活(体調・行動・食事)

2015年12月10日、幽門輪温存膵頭十二指腸切除術って手術を受けました。

どんな手術かは幽門輪温存膵頭十二指腸切除術ってやつ - 鈴木のブログで書いたけども、十二指腸と胆のう全部と膵臓半分くらい、なくなりました。

その後のことを、思い出した順に書いています。

 

2015年12月24日、クリスマスだぜ!退院だぜ!ってことで不安とともに、生まれ育った実家へ帰省。しばし療養生活に入りました。順調だったから術後2週間で退院できましたが、術後1か月の入院もざらにあるとのことで、術後1か月まではいろいろ我慢しようと思っていました。

そのかわり?術後1か月を過ぎると、めきめき回復していきます。術後2か月を目前に控えた今では、9キロの子供を片手で抱っこし、家事育児を1人でこなし(まだ1週間だけど)、夕飯にオムライスを一人前食べることができています。※朝だけはあいかわらず何を食べても気持ち悪いのでのんびりしていますが。

 

術後14日目(2015年12月24日・木曜)~初外来の術後29日目(2016年1月8日)

[体調]

ーおなかの傷、まだ痛い。薬を飲むほどではないですが、胸は張れないし、寝返りもよいしょって感じ。術後10日も過ぎれば、仰向けで平らのベッドで眠れる。(それまではベッドを10度~20度あげてた)くしゃみはまだ傷が裂けそうになるときがある。

ー何を食べても食後は不快。吐いたら楽になりそうな気持ち悪さと満腹感と。特に朝。次いで昼。夕食後はそうでもないような。何を食べるかより、いつ食べるかの方が関係ある気がする。でも実際に吐いたことは一度もない。

ー空腹時も胃酸がたくさんなのか、朝方は特に気持ち悪かった。食べても食べなくても気持ち悪い。なので、少しつまんでいる状態が一番よかった。

ー便秘も下痢もしなかった。お通じは手術前とほぼ同じ。

ー退院後あった手足のしびれも、外来時にはほぼなくなるくらいに改善。顔の麻痺はまだ少しある。

ー日によってはだるくてゴロゴロした日もあり、1歳児と一緒に毎日お昼寝。

ー発熱やおなかの中の痛みは特になし。

 

[行動]

ー立ち上がりもよいしょって感じ。そしてゆっくり歩く。70代の父と同じスピードって感じ。

ー9.5キロの娘の抱っこはまだムリ。座って引っ張り上げる、は可能

ー退院して1週間たった術後22日目の元旦に初めて外出。初詣へ。いやー疲れるし不安だし。いつ気持ち悪くなるかわからなかったので吐き気止め持参。この日を境に、家の周りの散歩や買い物へ行くように。でもすぐ疲れるし、気持ち悪くなったりした。

ー胆汁の管が入っているのでシャワーのみ可。冬なので寒くて悲しかったし、数日おきにする管の出入り口の消毒がめんどくさかった。

ー階段が集中しないとまだあぶない感じ。

 

[食事] ※量は健康時の半分ってところ。

 ー麺はダメと言われたけど、軟らかく煮こんだうどんをよく食べてました。便秘になってないから詰まってないんだと思う。

ー1歳児と一緒におじやもよく食べた

ー天ぷら(術後21日目)、しゃぶしゃぶ(術後22日目)、お好み焼き・チキンフリッター(術後25日目)、を食したけど、夕食だったからか満腹感のみだった。術後29日目の外来の時は、病院ということに安心しランチにエビフライに挑戦したけど、これも満腹感(結構苦しいけど)だけだった。つまり術後3週間目以降は、量だけ気を付ければ昼と夜は何でも食べられる、というか食後の苦しさとある程度の気持ち悪さを覚悟すれば何でもOK(笑)。

ー乳製品がだめなのか?朝食にパンとクリームチーズとかだと確実にひどく気持ち悪くなった

 

2016年1月8日の退院後初めての外来で、胆汁の管が抜けました。こんなに長かったの?っていうくらい長く、抜くときは気持ち悪いし、ちょと痛いし、翌日翌々日も抜いたあたりのおなかが痛かったです。

しかも、この管を抜くと熱が出ることがあるらしく?、抗生剤も4日間処方されました。でも発熱はなかったです。

外来時に思わず「いつもとの体調に戻るんですか?」と聞いてしまった、私。胆のうも十二指腸もなく、膵臓だって半分のくせに、です。答えはもちろん「戻らないよ」

だよねーーーーー。そうだよねーーーーーーー(涙)。もうないものはないんですよねぇ。。

先生「でも、体は慣れるから大丈夫」

この言葉通り、あるはずの臓器、ないなりに体もがんばってるかも、と最近やっと思えるようになってきました。

それに術後1か月を過ぎると、なんとなく病人を卒業しつつあるというか、普通の生活を戻りたくなる一つの目安だったような気がします。

手術当日含め5日間は死んだと思って、気を失う(眠る)ことに尽力し、そのあと5日間は歩くことに命を懸け、そこからは1日1日ゆっくりゆっくり回復していく我慢の時期。

その最中は本当に長いのだけど、確実に過ぎていくので焦らず流れに身を任せるしかないかな、と。術後2か月目の生活へ続く。

 術後2か月目の生活(体調・行動・食事)ついにラーメンを食す! - 鈴木のブログ