鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

幽門輪温存膵頭十二指腸切除術ってやつ②

幽門輪温存膵頭十二指腸切除術ってやつ - 鈴木のブログで書いた手術のことっていかにつらかったかってことだけだったので、も少し具体的にどういう手術でどういうリスクがあるか書いていきます。※確定申告で資料を整理していたら説明が出てきたので。

 

 どういう手術かっていうと、胆のうと胆管、膵臓半分、十二指腸全部を切除して、腸を下から引っ張ってきて、胆管と腸、膵臓と腸、胃と腸をつなぎ合わせる・・・。書いてるだけで吐きそうになるな(笑)

 

図解(http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~pancreas/lecture.files/S5-15_2005_10_24.html

左の図の紫部分を切除

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下記の図(https://medicalnote.jp/contents/151104-000035-YVYHZZ)、切除してつなぎ合わせた図。わかりやすい

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リスクは、 腸とあとこちつなげるから、縫合不全とか、膵臓も半分なんだから、おばあちゃんになったら糖尿病とかなるかもねってさらっと言われた。

説明時にもらった資料には術後に起こりうる合併症・余病40%って書いてあり、高っ!とびっくりし、凹み、祈りました。

 

消化器外科病棟に努める知りあいの看護婦さんに聞いたら、合併症の発生有無って成績がいい悪いって言い方するとのことで、彼女の病院は、正直あんまり成績よくないから術後何らかの合併症で1か月はみんな入院していると。

「それって先生の腕なの?患者の年齢なの?」と聞いたら、どっちもあると思う、と。

私は34歳でこの手術を受ける割に若く、先生もとってともお上手だったから術後2週間(術後10日でもう帰っていいって言われてたし)での退院となったようです。

術後は辛すぎて、順調と言われてもどの辺が順調?という感じだったけども、インシュリンを打つほど血糖値も上がらなかったし、ドレーン部分から液体が漏れることも、とにかくなにもありませんでした。

不幸中の幸いってやつかな。