鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

術後3ヶ月でコーポラティブハウス(マンション)、マイホームを購入した理由

膵頭十二指腸切除術後で住宅ローンが下りなかったという記事を書きましたが、術後3ヶ月目でマイホーム購入(ローン実行)、4ヶ月目で仕事復帰、5ヶ月目で引っ越し、その間に我が家の暴れん坊がイヤイヤ期に片足ツッコミ始めたり、家具家電決めたりと、十二指腸とか胆嚢とか膵臓とかなくなったことに凹む暇がないくらいには充実してました。

気持ち悪かろうが胃が痛かろうが、気を紛らすことはいくらでもできるから、やることが多い&手が掛かる子供がいるって、ある意味ではありがたいことかも。

 

さて、そもそもなんでこのタイミングで家を、しかもコーポラティブハウスを買ったかって話です。

 

まず、年収の何倍もする持ち家購入に踏み切った理由は、「好きな場所で、好きなものに囲まれて暮したかった」っていう、これにつきます。賃貸でもこれが叶っていれば、買わなかったかも。

いつかは出ていくだろう賃貸の間取りやサイズに合わせた家具を買う気になれず(経済的な余裕もなく)、気が付けば10年以上、大学進学時に買ったり、実家から持ってきたおしゃれじゃない古い家具家電で暮らしてきました。そしてその間ずっと、いつかおしゃれな家に住みたいと思っていました。ついにその思いに終止符を打ったというわけです。※センスのない自分が住み始めたら、たいしておしゃれにならないことがわかったんですけど(苦笑)

 

ウン十年のローン返済とか「頭おかしいんとちゃう?」みたいな意見も最近よく聞くし、生涯家を買わない人たちも今後たくさん出てくると思うけれど、個人的に家を買う買わない問題はお金だけの問題じゃないと思っていて、人生の長い時間を過ごす場所として(特に私は出不精で家にいるのが好き)、どこまでの満足度を求めるかを考えた結果、好きな場所で、好きなものに囲まれて暮らすには、どうやら費用対効果的に賃貸では満足できそうになくて、購入に至ったという感じです。

 

あとは、年老いた時に、収入もなく保証人もいないような年寄りが住む賃貸マンションが存在するか自信がなかった(あると思うけど)のと、一生涯家賃を払い続けるのもなんとなく不安で、そんな簡単ではないと思うけれど、うんと年取ったら家を売って老人ホームに入ろうかなって考えたのも大きい。よって、転売しやすい、もしくは賃貸しやすい場所にしました(※近隣で売りに出ているマンションの価格と築年数を参考にし、どうやら築30年でもそこそこの値段で売れそうと判断しました)。

 

でも、なぜ、ローンも受からないこのタイミング?って話ですが、コーポラティブハウスって立地とおおよその建物の概要が決まった時点で、ここに建てるコーポラティブハウスに住みたい人ー?って募集するんですね。よって申し込んだのは2年以上前の話。いよいよ建物が建って、引渡が決まったのが残念ながら病気発覚&手術の後だったわけです。

一応2年前の申込時にローンの仮審査も概算で行うのですが、その時に審査に通っていても、2年の間に何があるなんて誰にも予測不能ですよね。普通のマンションでローンの本審査が通らなかったら手付放棄?かそれすらなしで、そのマンションは別の人に売ればいいわけですが、コーポラティブハウスの場合、間取りも建具もすべてその人好みに作ったものなので、もしこのタイミングで買えないとなったらどうなるのか…。考えるとゾッとします。

 

では、コーポラティブハウスって何?って話ですが、wikiによると

「コーポラティブハウスとは、入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地取得から設計者や建設業者の手配まで、建設行為の全てを行う集合住宅のことである[1]。コーポラティブ住宅、コープ住宅とも呼ばれる。なお「コーポラティブハウス」は和製英語で、英語ではBuilding co-operativesと呼ばれる。」

ですって。わかりにくっ。

前述しましたが、要は普通のマンションだけども面積だけ決められていて、間取りから何から何まで(ドアノブ一つまで)自分で好きに設計できるマンションなんです。共用部に関しても、例えばオートロックにするかどうか等も、住人が集まってみんなで決めます。ま、めんどくさいっちゃめんどくさいのですが、新築マンションで自分好みの家に住むにはベストな選択かと。かつ、申し込みから2年の間に何度も顔を合わせていろいろ決めていくので、住人の皆さんとは住み始めた時にはすっかり仲良しになっています。まるで団地のよう(笑)

 

そんなわけで、術後3ヶ月でローンも通らなかったけども、家を買ったわけです。

ま、いろいろ考えて自分好みにしたつもりが、住んでみたらいろいろと出てくるんですけどね。(購入or建築)3軒目でやっと満足できる家になるって聞いてはいたけれど、それは本当だとリアルに実感しています。

ひとまずこの2年半で学んだ家作りについても、書いていこうと思います。