鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

祝!術後1年。主治医から「本当に手術したの?」

2015年12月10日、幽門輪温存膵頭十二指腸切除術って手術を受けました。35歳、2歳児の母です。十二指腸と胆のう全部と膵臓半分くらいありませんが、ワーキングマザーやってます。

 昨日で正真正銘、術後1年!指折り数えていた1年です。やっと!!!もう術後は本当に卒業したい!来年の術後2年記念は、ぜひとも産後でいたいです。

といいつつ、9月の急性膵炎の時に、膵炎が確定する前はイレウスを疑われていて「術後はありえる」と言われ、「いつまで術後なの?」と聞いたら、「けっこうずっと何年も」と言われたっけ。

 

先週は、2か月ぶりの外来でした。タイトル通り、血液検査異常なし、下痢も便秘もなしということで「本当に手術した?」と言われました(笑)えぇ、しましたよね、あなたが(再笑)採血後の待ち時間も、病院の目の前にあるハンバーガー屋に30分並んで5分で食べたけど、特に影響もなく。ただ、膵炎後はなんだか疲れるな~と感じることはあって、とくに11月は1か月間ずっと風邪ひいていたから週末の引きこもりで体力が落ちたか、ただの加齢か…。なので疲れを吹き飛ばすためにも、来年にかけてちょこちょこ旅行とかイベントを入れてみました。

ただ術後1年記念なので、来週末は胃カメラ、再来週はCTの予定が。昨日は記念ご飯&もうすぐ結婚記念日ってことでフレンチとワイン4杯ほどいただきましたが、今週は検査に備えて少し節制しよう。先生に「また膵炎になるよ」って脅されるから(苦笑)

先生「1年経つって知ってる?」

私「そりゃ指折り数えてましたよ!こんな長い1年なかった。手術当日に夜が1番長かったけど」

先生「手術翌日でしょ?当日は寝てるんじゃないの?」

私「なっ!!寝れるわけないでしょ!痛み止めと眠剤でやっとちょっとうとうとですよ!!」

先生「そう~(苦笑)」

私「・・・・。先生、ほんと手術受けたほうがいいよ。盲腸くらいでいいから。」

こ、この先生は、私が人生最大かつ最悪の苦痛を味わっている時に、すやすや寝てると思ってたんか~い!?確かにあたしの苦痛は別の若い先生に伝えられていたけど。(つまりその若い先生も何度も連絡来るから眠れていない)もはやこのブログを読み返さないと覚えてないけど、術後5日くらいはまともに眠れなかったと思う。経験者から眠れないって話も聞いたし実際そうだったけど、すやすや寝てる人もいる????

先生「で、内視鏡だけど、、」

私「今は具合が悪くないから、具合が悪くなったらやりたい」

先生「ダメ」

胃カメラは怖いので、だたこねてみましたが却下され、記憶がよみがえって泣いちゃいますと言ったら(←弱い)、麻酔?眠くなるやつをお勧めされました。遠慮なく使います。

前回の胃カメラは、やっと車いすで動けるレベルの具合の悪さだったので素直に受けたけど、あんなもん、具合悪くないのに受けたくないわ。。。。

 

さて、この1年を振り返って、、、いやぁ、長かったです。術後1か月までは1日1日が、その後は1か月単位、通院の2か月単位で、やっぱり長く感じました。そしてとにかく病からの復活が最大のテーマでした。順調だったから、9月の急性膵炎は本当に凹みました。でも、それでやっと自分の体を受け入れられ、今はとっても元気です。

病気以外では、人生最大の買い物「マイホーム」を買って引っ越しました。私はローン審査落ちたけど、旦那くんが住宅ローンをどーんと一人で背負いました。

あとは、普通に家族旅行もけっこう行けたし、結果的に大きく狂ったのは第2子の計画くらいで(けっこう大きいことだけど)、意外と普通に生活できました。1年前は想像もつかなかったけれど、人間の回復力ってすごいですね。

ただ、手術のインパクトがすごすぎてそればっかりになってしまったけど、私の場合はギランバレーだか腫瘍随伴症候群だかで(結果的にどっちか不明)、手足の指はしびれっぱなし、握力は爪が切れないレベルになくなり、顔は麻痺で動きずらく、筋力がなくなってしゃがんだら立てないし、本当にやっと歩けるレベルで、腕も子供を抱き上げられないまま手術して退院したから、家族の、特に親の助けがなかったら、術後はもっともっと大変なものになっていたと思う。反抗的なのに甘えん坊で決していい娘ではなかったけど、ここでこんな親不孝するとは夢にも思わず、本当に申し訳なかったと思ってマス。そして感謝感謝で足を向けて寝れません。これからも何があるからわからないから長生きしてくれないと困る(←勝手(笑))

 

病気になって変わったこと

―食事への意識:朝こってりおかずパン、昼ラーメン、夜焼き肉、深夜ポテチと缶チューハイとかはもうないです、はい。朝おじやorお茶漬け、昼具だくさんスープとおにぎり、夜定食って感じ?

―生活習慣の意識:疲れやストレスをためないよう気を付けている。体を冷やさないことと睡眠時間の確保、そして月に1回以上の鍼。

―旦那の育児への主体性:正直、ここに関しては膵臓半分になったかいがあると思えるくらいに変わった。平日は何もしなかった夫が、朝子供を起こして食べさせて準備して保育園に送っていく。もちろん手が空いている方がやるのだけど、病気になる前は頼んでもしぶしぶだったのが、今は言われなくても先生へのノートまで書いている。物理的に今も夜のヘルプはないが、事前に頼めば保育園迎えから夕飯、おふろ、寝かしつけまでしておいてくれる。元気な時はいくらでもできるのだけど、子供や私の体調悪かったりすると、途端にバランスが崩れて、普段の倍以上の負荷がかかり、そうなると仕事があるのに睡眠が削られたりで悪循環。旦那氏は、病気は「自分のせいでもある」と思ったようで、本当に変わりました。

ー明日が普通に来ると思わなくなった:私本当に突然具合が悪くなってそのまま緊急入院だった(9月の膵炎も)ので、仕事はまず前倒しが基本なのと、進捗の共有は帰り際に毎日するようにしている。 あとはまぁ、命の期限を思い知ったので、娘に残せるものは何かとか、もし死んだらシリーズはちょいちょい考える(笑)けど、それは別に暗いことではなく、誰にでも平等に明日が来るわけではないことへの心の準備かな。

 ー生理痛・排卵痛が再発:これ、なぜ?って感じ。そして、生理が体調バロメーターであることがよくわかりました。病気前、完全に不順に。授乳中だったからそんなもんかと思ったけど、来たり来なかったり、今思えばおかしかった。そして術後はなぜか排卵日前後一週間下腹部痛が今も続いてます。そして実は膵炎前も生理がまた狂ってたんだよねぇ。でもって膵炎後の生理痛は久々に鎮痛剤がないと過ごせないくらいになってしま。。妊娠前に鍼に通って、一旦はかなり改善されたんだけどなぁ。先月風邪ひいてるだけでも生理来なくなるから、ほんと体調バロメーター。

 

1年経ってもダメだと感じるもの

―カレーライス:香辛料と脂質?焼き肉より胃が重い気がするし、消化が大変なのかおなかがすかなくなるので、たまにしか食べない。

―朝食のパン、油もの:朝はほんと敏感なんだわねー、量と脂質に。パンとココナッツオイルもダメ、夕飯の残りの炒め物少々とかもダメ。ダメと言っても10分15分気持ち悪くなってかがみながら家事できる程度なので、食べるけど、なぜ朝だけなのかもよくわからん。ただマフィンとかクリームパンとかバターたっぷり系はもっとガチで気持ち悪くなるので、朝だけじゃなくあんまり食べないです。

―コーヒー:会社コーヒーは半分に薄めて飲んで、お店ラテはコーヒー少な目でオーダーしてます。胃の負担が少ないような。

 

 ※退院後から変わらず。

ーネキシウム1錠 寝る前1日1回

ーリパクレオン2錠 1日3回食後

 

1年記念の記録、こんな感じです。胃カメラやCTでなにもなければ薬なくなったりするのかな~?

今月一通り検査が終わったら妊活本格化だな~。基礎体温計買ったぞ!鈴木家においで~(笑)

 

が、しかし術後1年3ヶ月、またしても腹痛が…

術後1年3ヶ月。軽い膵炎再発。膵管が太くなってる、とな。 - 鈴木のブログ

 

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