鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

術後2年9ヶ月、DB-ERCP後半年、6回目の膵炎で入院

2015年12月10日(当時34才)、幽門輪温存膵頭十二指腸切除術って手術を受けました。37歳、4歳児の母です。十二指腸と胆のう全部と膵臓半分くらいなく、術後2年半で5回の膵炎、ダブルバルーンERCPで膵空腸吻合部の狭窄部分を拡張させ半年経過後、6回目の膵炎発症のワーキングマザーです。

 

 5度あること6度ある?冗談かと思ったんですが、先週6回目の膵炎を発症し、痛すぎて若干記憶が飛んでるんですが、2018/9/23-9/28の6日間入院して、驚異の回復力で9/29(土)の娘の運動会になんとか間に合うように退院しました。今週から仕事にも復帰しています。

f:id:immatureflower:20181003122618j:plain
f:id:immatureflower:20180926161453j:plain
いつもの夫からの退院祝いと、入院時の採血結果。死ぬほど痛いとはこのことでした

今回の膵炎は原因不明。炎症が収まったあとにエコーをしたんですが、膵管も胆管も拡張がなく、先生も首をかしげる感じで。。圧迫?姿勢?食事?便秘?全て憶測の域をでず。しかも回復っぷりが(アミラーゼの下がりっぷり)がえらく早かった。点滴神!!2日目には1時間毎に痛みが引いていく感じでした。よって食事の開始も早く、体力低下をさほど感じず退院となりました。

 

今回は、膵炎前からけっこう体調が悪くて、体が異様に重いし、胃のあたりがチリチリしてたりで、食事を抜いたり仕事を早退して寝たりしてたんですが、間に合わなったって感じかな。入院2日前になんて夫に「これ膵炎の前兆な気がする…」ってラインしてたし。膵炎6回目にしてついに膵炎を予感できるようになってしまった…。いらん能力。笑

 

【膵炎前兆・胃痛との違いまとめ:鈴木の場合】

  1. みぞおちがチリチリ?する。横になっても楽にならない(←胃痛との違い)
  2. 食後2~3時間後に痛み始める。(←胃だと空腹時か食事食後な気がする)
  3. おしっこの色が…茶色というかオレンジと言うか、黄色ではない。(入院後にわかるんだけど)

 

入院1日目2018/9/23(日)

そもそも調子が悪いので、夫と娘がお御輿を担ぎに行っている間鍼灸院へ。膵臓は大丈夫そうと言われたんだけども。。この時点ではまったく圧痛がなかった。帰宅後ランチにそーめんを少々。2時間後いきなり激痛。圧痛も出現。今回は徐々に痛みがくるというより、いきなりどーんみたいな。DB-ERCPやった病院に電話してGO。病院を迷うような痛みではなかったです(急性膵炎って基本そうかも。病院迷うレベルならたぶん平気)。這いながら、軽く入院準備してひとりでタクシーで病院へ。遠い~赤信号ばっかり~なんやねん~とやっと着く。で、検温、採血。熱、37.7度(初めて膵炎で熱出た)、アミラーゼ2200~!!(そんなもんだろうと思ってたよ)入院確定。今回はCTはなく、採血と見た目で?で軽症と診断(何が基準だったんだろ?たしかにあっという間に回復したけど)。部屋の準備している間に?背中全体とお腹全体が痛すぎて起き上がれず「い、痛み止めを…」とアセリオをいただくが、気休め程度…。尿カテ入れると言われて思わず拒否。あれ、手術以外で、入れたことないもの。意識ある時にやられたことなくて、気合でトイレ行きます!と。

  膵炎ってとにかくたっくさん水分を入れて(初日は160ml/hって書いてあったよ)、その分おしっこ出して体の中の水分を循環させる?ってのが基本的な(軽症の人の?)治療なんだと思うんだけど、おしっこが最初すごい色してるわけ。そして入れてる点滴ほどは出ない。これが出ないとやばいらしいんだが、まぁ徐々に出るようになって色もまともになって、痛みもなくなり、違和感もなくなるっていうのがいつものパターン。

その後、車椅子で1泊だけする救急病棟へ。もうこのあたりから更に痛みがまして記憶が途切れ途切れ。なのに、最後の女子力、メイクだけは落としたい!!!看護婦さんに支えられて、なんとか洗顔してスキンケア♥そのまま横になって朝まで…んなわけない。

21時頃ナースコールで「痛すぎるんです…」と訴えたらアセリオ使えるのが2時間後と言われ絶望(同じ鎮痛剤は4時間開けないといけないっぽい)。でもソセゴンなら使えると言われ、即依頼…すぐにふわふわしてきて絶対寝てやる!と思ったけどムリ…で、なんとか寝ようと眠剤を依頼したら、先生が現れてソセゴンもう1回OKがでたのでお願いしました。フワフワぐるぐるが半端ないけど、痛みは和らいでうとうと。午前2時くらいにトイレに立ち上がったら、猛烈に気持ち悪くて嘔吐。液体のみ(初めて膵炎で吐いた)。それでなんとか朝までしのぎました。いや、ホント、6回目、痛かった、まじで。陣痛どころじゃない。瀕死なのは7-8時間くらいなんだけど。術後レベル。相当な気合と腕力がないと起き上がれないです(←じゃあ尿カテやれよ、みたいなw)

 

入院2日目2018/9/24(月)

朝採血でアミラーゼ1800。車椅子で病棟移動。まだぐったりだけど、ゆっくりなら歩けるレベルに痛みはおちつく。といっても、寝返りは痛くてムリ。内臓が横に動くと非常に痛いんです。だんだんおしっこの量も増えてくるのでトイレの回数が増える。終日眠くてうとうとうとうと。昼に娘と夫が来る。昨晩の痛み止めで?頭がぼんやりだけど、すでに痛み止めなくても歩けるようになっていたので、一緒に談話室や1F中庭でランチに付き合う。そのあとはずーと寝てる。よる寝る前にアセリオを点滴してもらい、比較的よく寝ました。

 

入院3日目2018/9/25(火)

朝採血でアミラーゼ480!!すごい回復力。なんと夜から食事開始だと。はやっっ!!そして寝返りがOKになり、圧痛のみに。思考停止状態が徐々に解除されて、朝から会社に連絡したり、だいぶ起きていられるように。シャワーも2日ぶりに浴びてようやく復活してきた感じに。

f:id:immatureflower:20180926160515j:plain
f:id:immatureflower:20180926160653j:plain
東京ラブストーリーがやっていることに気づき、毎日楽しみに。2日ぶりの食事。

夕食が出ることには違和感だけになっており、思わず完食しそうだったけど、気持ち残しました。

 

入院4日目2018/9/26(水)

採血なし。点滴は80ml/hになったかな、確か。160ml→140ml→80mlみたいに日毎に減っていきました。でもまだ24時間点滴しています。でもけっこう元気だし薬も使っていないので頭もクリアで、点滴下げて売店行ったり、ついでに他科受診したり。夜はエコーしてくれました。膵管も胆管も拡張なしで原因不明判定ってことで、じゃあ食事指導を栄養士さんとの面談をお願いしました。

 

入院5日目2018/9/27(木)

朝採血…アミラーゼは問題なかったんだろうけど、ヘモグロビンは7.6に。新記録に低い。売店行ったら、確かに前日よりなんだかふわふわした感じがしてたんだよね。でも3食きっちり完食。しかも快便。午後やっと点滴が外れました。そして、点滴で血液が希釈されただけだろうという判断で翌日退院決定。夕方栄養指導でエレンタールを依頼。最後の3食昼寝付き、上げ膳据え膳を味わっておく。

 

入院6日目2018/9/28(金)

退院!!!朝から準備万端。会計出るまで体力温存。同世代ママ看護婦さんと運動会の話だとか雑談。で、会計でて、エレンタール12本(結構大荷物)と一緒にさくっとひとりで退院。ずーーっと飲みたかった、タリーズのハニーミルクラテを無脂肪で買って、病院の庭で一休みしてタクシーで帰宅。

今回は体力低下を全く感じず、晴天だった帰宅後は、洗濯したり、入院中にネット買ったワンピースとか長靴とかパンツとかが届いていたので早速試着してウキウキしたり、御飯作ったり、娘を迎えに行ったり、、あっというまに普通の主婦に戻りました。

 

以上、入院記録おしまい。

 

その後も大きな不調はなく、仕事もできています。食事は次の外来時にまた栄養指導があり、それまでに食べたものを記録してこいと言われたので「あすけんダイエット 体重記録とカロリー管理アプリ」を入れて記録中です。脂質量は今までになく本気で気をつけています。
app-liv.jp

 

今回の膵炎、自分的に考えられる原因は、疲れかな、と。

8月から仕事を気持ち週5にしたり、酷暑もあったし、夫の仕事がかなり忙しくなり、出張ばかりで平日も週末も一人で子供を見なくちゃいけなかったりと、今までになく疲れていたわけです。仕事終わるとぐったり、週末子供の習い事送迎の合間にぐったり。

そして、働く母ちゃんあるあるだと思いますが、忙しくて疲れているとご飯がおろそかになってテキトーな炒めものとか惣菜揚げ物で済ますようになったりして余計膵臓に負荷がかかったり。それでも毎日22時には寝てたからなんとかもってたけど、ちょっとそろそろ限界かもーってところで、膵炎発症して入院となりました。しかもうまいこと、夫の出張がない週に。

入院後の劇的な回復もあり、今回はなんとなく必要だった休憩をいただいた感じで、あんまり凹んではないです(痛かった時はゲキ凹みでしたが)。ただまぁ、週5勤務はもうだめだわね。もう少しのんびりいこう。

 

そのうち、栄養士さんからの食事指導の内容も書いていきます。ではでは。