鈴木のブログ

病気と子育てで頭がいっぱいなワーキングマザーのブログです。

ダブルバルーンERCP成功からのERCP後膵炎発症

2015年12月10日(当時34才)、幽門輪温存膵頭十二指腸切除術って手術を受けました。36歳、3歳児の母です。十二指腸と胆のう全部と膵臓半分くらいなく、術後2年で4回の膵炎入院。膵炎治療のためにやった治療でまた膵炎になっているワーキングマザーです。

 

やっぱり余裕かましていたのは、ダブルバルーンERCP(DB-ERCP)をやる前まででしたね。。

 

成功はしたんですけど。

 

タイトル通り、DB-ERCPは成功したんですが、 翌日から膵炎を発症いたしました。ちーん。19日の月曜の夕食を最後に今現在も禁食中で、明日朝の採血で問題なければ食事開始、水曜くらいには退院⁉︎と期待をふくらましております。おなか減ったよーーーーーーーーー。丸6日間禁食だなんて、最初の入院時の禁食期間に匹敵する長さです。。

 

前日の事前説明で3.5%の確率でERCP後膵炎が起こるとは聞いており、先生から◎も付けられていましたが、そこに自分が入るとは想像及ばず。膵管口が見つからない可能性は覚悟していましたし、逆に成功してもまた何ヶ月後とか何年後に膵炎になる可能性は覚悟しているんですが、翌日かよ!っていう。。それは意外と早くやってきましたとさ。

 

2018年3月20日(火)DB-ERCP当日

ブログ書き終えてうだうだして、手術の時にはかされたメディキュットみたいな靴下を履き、16時頃始まったのかな。直前から緊張してたけど、言われるがままなされるがままうつ伏せになり、誰かの「眠くなる薬入りまーす」で記憶が途切れ、気付いたら自分のベッドでDB-ERCP後3時間の採血をされていました。その間の記憶全くなし。看護婦さんや先生から聞いた話と起きてからの記憶をまとめるとこんな感じ。

  • 戻ってきたのは17時半頃。処置時間1時間半未満。
  • DB-ERCPの最中、体を動かして大変だったため、鎮静剤をたくさん使った
  • 膵管口がかなり固く狭窄していたが無事拡げられたので、何もなければ翌日から食事開始、金曜には退院
  • 処置後、先生が呼んでも起きなかったが、ベッドに移されたら目を覚ましたので、欲しいものはないか聞いたら携帯と言うので一緒に取り出した。しっかり話していたらしいが記憶なし。
  • 処置後3時間後の採血ではアミラーゼ60
  • 3時間の安静後も寝ているうちに消灯。23時頃トイレに行こうと起き上がると吐き気。起き上がってちょっと経つと吐き気が一晩中。
  • 上腹部違和感。軽くチリチリする。気のせいと思い込む

 

2018年3月21日(水)DB-ERCP翌日 アミラーゼ1100 ヘモグロビン8.3

寝れたような寝れてないような、頭をあげると気持ち悪いまま朝を迎え6時に採血。看護婦さんに伝えると、鎮静剤をたくさん使われてたからと言われる。合わせてお腹に違和感と痛みの狭間のモヤモヤがあると伝える。

8時頃、しっかり痛みに変わってくる。若い女医さんたちがお腹を触っていく。いつもの、あの圧痛。もともと入っていたレントゲンに歩いていく。だいぶマシになったがまだ気持ち悪い。

9時過ぎ、今度はCTへ。痛み止めの点滴アセリオをしてもらう。痛み止めが意外と効いて、気のせいだったかな?みたいな。

11時頃、両親や夫やら娘やらが来たので上階のレストランへ。もちろん自分は食べない。痛みは多少あるが、家族と話したり気がまぎれるものがあれば大丈夫な程度。

13時頃、家族と別れると痛みが悪化してきたので、もう一度同じ痛み止めを使う。が、効かない。先生が来て、アミラーゼが1100でCT上の膵臓のむくみとで膵炎を言い渡され、点滴がどーんと増える、尿量の計測開始。痛みも増して歩くことや寝返りがしんどくなってくる。ついでに?鉄剤の点滴も開始。

16時〜、もっと強い痛み止めをとソセゴン(ペンタジンと一緒らしい)を点滴してもらうと、ふわーっと体が熱くなり、お!効きそうとか思ってるうちに、ふわふわして目が回りはじめびびって、ナースコール。残り3分の1で止めてもらい、確かに痛みはなくなったが、目を開いても閉じてもぐるぐるぐるぐる。飲んだくれてベッドになだれ込むとよく起きてたあのなつかしい感じ。画面が回って携帯やiPadもまともに見れず、気持ち悪くて夜までひたすらじっと過ごす。どうせなら美味しいお酒でなりたかったです。

この日の午後から夜中までが痛みのピークだった。焼けるような感じ。寝返りが痛いから、ベスポジが見つからずよく眠れず。

 

2018年3月22日(木)DB-ERCP2日後 アミラーゼ1300 ヘモグロビン8.2

6時採血。過去4回の膵炎経験から、痛みのピークだった前日夕方くらいにアミラーゼ2000とかで、それが少し落ち着いての今朝1300と予想。だから明日は半分くらいになるかな、と。でも、朝回診に来た先生が、「けっこう硬く狭窄してた膵管口を拡げたから、その刺激で膵臓が浮腫んでいる。明日も下がらなかったらステント入れなきゃダメかも。」と、絶望的なことを言っていくので、ひっそり泣きそうになりながら、病気になりに来たみたいじゃないか!と、痛いし落ち込みまくりのやさぐれまくり。

17時頃、事前説明をしてくれた先生がエコーに来てくれ、圧痛があるもんで歯を食いしばってのエコーでしたが、膵管がまだ拡張してるなぁ、と。3.5ミリくらい?それから画像を見てどこをどう拡げたか説明してくれました。本当にゴマ粒みたいな黒点を三文判くらいの大きさに拡げるのね。赤く痛そうな膵管口の画像でした。明日の採血でアミラーゼが下がってなかったら、明日ステントを入れると。ただ一旦ステントを入れたら3ヶ月くらいで詰まるから出さないといけない、と。そのまま3ヶ月毎に交換する人と、一回抜いたら大丈夫な人といるもよう。ってことは、・・・・・・妊活延期。。でも仕方ないし、この際治したい。

夜はもう一度アセリオを使って就寝。痛み止め効果か、入院して以来一番よく眠りました。

 

2018年3月23日(金)DB-ERCP3日後 アミラーゼ700 ヘモグロビン8.0

ついに私、膵炎5回目にして、調べなくともアミラーゼがわかる女になりました!まさに前日の予想通り、アミラーゼ半分の700。これでステントをするかどうか、相談するのでしばし待てと。というか、鉄剤点滴してもヘモグロビンは減っていく。ずっと食べてないから仕方ないが、2年前8.1で夜トイレでぶっ倒れて輸血経験があるのでビビる。

10時頃、また別の先生がエコーに。痛みがだいぶ減っているのでエコーへっちゃら。案の定?昨日より拡張していない診断。午後になってやっと、ステントやらないことが決まりました!やったぁぁぁ!やっと風向き変わったかな?と安堵とともに、明日からご飯かなーなんて思ったら出されたのこれ。

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初めてのエレンタールとなつかしのビーフリード

食事は週明けまでお預けだけど、栄養状態が悪くならないようにエレンタールを1日2回飲み、2年前にやって血管痛でつらかった高栄養点滴をやると。噂には効いてたエレンタール、初めてで思わずはやママさんにどの味がいいか聞いちゃった。でも調べたらフレーバーランキングとかあって、自分でも飲みやすいのはヨーグルトと青リンゴとグレープフルーツかな、と。でも液体だと今のところお腹くだしてるから、ゼリーの方がいいのかも。ビーフリードは、相変わらず痛い。早速1日で腫れて入れ直し。とはいえ、おなかの痛みはだいぶ減って、ずいぶん前向きになりました!やっぱ痛いのはダメだね、心も病む。

 

2018年3月24〜25日(土日)DB-ERCP4〜5日後 採血なし

 土日は娘と夫や、友達が来てくれたので、病院周りを散歩したり、敷地内でお花見したり。

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病院の敷地内の桜。

土曜日調子に乗って結構歩いたら帰りはへばって動けずタクシーになったので、日曜は敷地内で。それでも1時間も外にいるとヘロヘロに疲れる。これで退院して、仕事はおろか、家事育児が普通にできるんだろうかと不安に。ご飯食べ始めれば大丈夫かな。

 

にしても、夫も娘も本当にがんばってくれている。夫はまさにワンオペを予定外に長引いた入院でもなんとか実家に頼らずがんばっている。すごい。自分にとっても娘にとってもこんなに有難いことはない。娘は娘でお別れの時はちゃんとバイバイして、パパに抱きついて帰っていく。我慢しすぎて?夜は泣いて目が覚めるらしいけど。。あと何回寝たら帰ってくるかを毎日聞いてくるので、今度こそ約束を破らずに帰って、ママがいる当たり前の日常で心を満たしてあげたいと思う。

 

さ、明日の採血、全部基準値におさまってますように!ー